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2021/09/27内科・小児科
高尿酸血症とは
▼高尿酸血症とは
血液中の尿酸が多すぎる状態のことです。
尿酸とは、体内で生成される老廃物であり、尿や便として排出されています。しかし、様々な原因により、生成される尿酸が多くなったり、尿酸が排出しきれなかったりすることで、血液中の尿酸が増えます。
▼高尿酸血症による症状
高尿酸血症ではほとんどが無症状です。高尿酸血症が続いた場合には、症状の1つとして痛風が現れます。
痛風とは、足の指関節など(多くは拇指関節)に尿酸の結晶が沈着して、急激に関節に炎症を起こす病気です。
よく起こる場所は、足の親指の付け根の関節や足首の関節であり、症状は激しい痛みや赤く腫れるなどがあります。
▼高尿酸血症の検査方法リスク
採血検査で尿酸値が7.0mg/dLを超えていると診断されます。
▼高尿酸血症の治療方法
高尿酸血症の治療では、まず生活習慣の改善を行い、それでも尿酸値が十分に下がらない場合や発作が起こった場合には薬剤の服用を行います。
痛風の治療薬は、➀発作時(発作の前兆がある時期と発作が起こっている時期)に服用する薬 ②痛風の原因となる尿酸値を下げる薬の大きく2つに分けられます。症状や検査値により医師が適切な薬を処方します。
日常生活の注意点としては、肥満の解消やプリン体を含む食事(ビール、干物など)を摂りすぎないこと、十分な水分摂取、適度な運動などが勧められます。