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2021/09/27内科・小児科
下痢とは
▼下痢症状とは
便が水分を多く含み、泥状・液状になることを言います。排便回数は問いませんが、たいていの場合、排便回数は多いです。
下痢の時は腹痛を伴うことが多いです。排便回数が増えても形のある便である時は頻便といい、下痢とは区別します。
▼原因・種類
下痢の一般的な起きる原因は、感染(細菌やウィルス等によるもの)が原因の感染性下痢と、それ以外の原因(不摂生や抗菌剤(抗生剤)の副作用、食物アレルギー、中毒、内因性の病気)の非感染性下痢があります。
▼検査について
細菌やウイルスを調べる検査は他の医院では施行されることもありますが、当院では救急対応になるため、原則的には行っておりません。
下痢症状が原因で臓器に影響が出ていないか調べる必要がある場合は、超音波検査や採血検査を行うことがあります。
▼下痢症状の治療
①安静と保温
②食事療法:腸管を安静に保つため、脂肪・繊維の多い食物・刺激物やアルコールはお控えください。
③点滴療法:水分摂取が口から可能であれば基本的には不要です。水分を自分で取れない場合には、状態に応じて検討させていただきます。
④薬物療法(対症療法):当院では主に整腸剤の処方をさせて頂くことが多いです。止瀉薬(下痢止め)については、むやみに下痢を止めてしまうと症状を悪化させる場合もあるため、ほとんど処方することはありません。