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2021/09/27外科
粉瘤(皮膚にできるできものの一種)とは
▼粉瘤とは
粉瘤(ふんりゅう)は、良性腫瘍の一つです。よく脂肪の塊が皮膚の下に溜まるといわれますが、実際は皮膚下に袋状のものができそこに角質や皮脂が溜まってしまいできるものです。当院に来られる患者は感染を起こしている、炎症(化膿)性粉瘤で受診される方がほとんどです。
▼症状
自覚症状としては、顔や首などにしこりができてることで気づくこと多いです。そのしこりを強く圧迫すると、中から角質や皮脂がドロドロになったものが出てきます。
粉瘤自体には炎症が起こっていなければ痛みなどはありません。
粉瘤が赤く痛みを伴う場合は、中で化膿しているため、皮膚を切開(排膿)する必要があります。
▼リスク
粉瘤は、ほっておくと大きくなったり、感染を起こす可能性が高いので早めの病院受診をお勧めします
ただ、化膿しなければ、特に問題がないため、患者様のご判断で病院受診のタイミングをご判断いただければと思います。
▼治療について
粉瘤はの治療は、外科的治療(粉瘤のもとになっている袋を取り出す治療)になります。
感染をおこし、赤く腫れあがっている場合は、皮膚を切開して膿を排膿する処置も行われます。
当院では、必要であれば、排膿処置も行い、抗生剤の処方を行います。
当院では、応急処置になるため、外科的治療を希望される場合は、かかりつけ医か当院で一度ご相談ください。