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2021/09/27内科・小児科
背部痛とは
▼腰背部痛
腰背部痛とは、腰や背中の痛みの総称です。腰や背中の痛みの多くは、筋肉や骨格系の異常です。正確な診断は困難なことも少なく有りませんが、数週間で自然によくなることが多く、安静にしていて症状が軽くなるようであれば緊急性には乏しいです。まれに、心筋梗塞や大動脈解離、膵炎などの内臓疾患や、腫瘍や感染性の場合もあり、これらは早期の診断・治療が必要です。
▼症状について
痛み以外に、次のような症状の有無が出た場合には注意が必要です。
・歩行のしづらさ ・足のしびれ ・脱力 ・発熱 ・血尿 ・体重減少
▼リスク
活動時(運動時など)に悪化する痛みの場合、椎間板ヘルニア、筋挫傷、筋膜炎等が疑われます。また、高齢の方で強い痛みがある場合には、脊椎の骨折なども考えられます。
徐々に進行する重いような痛みにはガンなどの可能性があります。中高年以上の方で、突発的に耐えられないほどの激痛がある場合には、大動脈解離などの重症の病気が考えられます。その他尿管結石や腸腰筋膿瘍などで生じることもあります。
▼治療について
当院では必要に応じ、尿検査、超音波検査、血液検査など実施し、もし重症疾患が疑われる場合には大きな病院に紹介をさせて頂いております。