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2021/05/30外科

切り傷・擦り傷について

切り傷・擦り傷について

■切り傷:多くは鋭利な刃物などが原因です。包丁やカッターナイフ、紙のヘリ・画用紙などで作る傷で、場所としては指を負傷することが多いです。

■擦り傷:日常生活で最も多い傷です。転倒したときに、道路や壁などで手足などをこすってできます。そのため、膝、肘、手、顔などに受傷することが多いです。傷の深さは比較的浅いことが多く、神経が皮膚の表面に多いためにヒリヒリと痛みます。こすれて傷に砂やゴミが入ると、化膿しやすいため洗い流す必要があります。 特に顔の擦り傷等は後になって目立つこともあります。

症状について

■傷が浅い場合:皮膚の表面(表皮)だけが切れた場合は、出血があっても、しばらく圧迫していると止まることがほとんどである程度きれいに治ります。傷口が開いている場合は、医療用のテープで固定することもあります。化膿せずにうまく表皮が引っ付けば、キズ痕がわからないくらいにきれいに治ることが多いです。

■ 傷が深い場合:真皮(しんぴ)が露出してしまうほどの切り傷になると、傷口も開きやすくなります。皮膚が完全に切れてしまうと皮下脂肪がみえ、傷口も大きく開きます。キズ痕は残りやすいですが、縫合した方がきれいに治ることが多いです。 ※擦り傷 ・傷口に砂や泥などが付着してるときは、水(水道水でもOK)できれいに洗い流すことが大切です。 洗い流した後は、キズが乾かないようにガーゼやきれいなタオルなどで覆い病院を受診してください(ティッシュなど紙類だと傷に引っ付いてしまうので✖) 自身で処置を行う場合は、市販のキズパワーパッドなどの被覆材を使用するのが良いでしょう。傷を乾燥させないように治療することで治りが早くなります 傷口が大きい・深いときには傷口を洗って、砂やゴミなどがついてないかしっかり確認しましょう。ゴミなどをそのままにしておくと、化膿(膿んで)してしまったり、黒茶色のキズあとを残したりします。傷口の中にそのような砂などがあるときには、麻酔をしてブラシなどでブラッシングすることで取り除くことができます。化膿する(膿む)可能性が高いときや、子どもで被覆材の使用がむずかしいときには、傷を洗浄し軟膏だけで治療することがあります。

リスクについて

■切り傷:先の汚いナイフや動物に噛まれてけがをした場合は縫合が不要なキズであっても、感染の危険がありますので、水道水でよく洗浄して抗生剤入の軟膏を塗ります。 擦り傷:傷が砂や小石などで汚れているような場合には、膿みやすいため早めに病院に受診してください。

■擦り傷:傷が砂や小石などで汚れているような場合には、膿みやすいため早めに病院に受診してください。

治療方法

■治療の注意点 ・縫合が必要な深い傷の場合、6時間以内に処置をすることが望ましいです。これは、時間が経過してから処置をすると感染する(膿む)リスクが高くなるためです。 感染予防からも大きな怪我をした場合は早期の受診をお勧めします。

・当院で応急処置が難しい怪我(手指切断・骨が見えるほどの深い傷・動脈が傷ついており大量の出血がある傷)の場合は、総合病院への紹介をさせて頂いております。

■治療後の経過について 縫合した場合、外側にみえる糸は通常1~2週間で抜糸します。当院でも対応しておりますが、指などの精緻な作業が必要な部位の場合は専門の医師の診察が望ましいことも多いため、基本的には整形外科にご紹介をさせて頂いております。

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