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2021/05/30婦人科泌尿器科・性病
膀胱炎について
膀胱炎について
一般的に知られている膀胱炎とは、急性(単純性)膀胱炎のことを指し、主に大腸菌などの細菌が外から尿道を通り、膀胱に侵入して炎症が主です。 健康な方でも起きる可能性がある病気ですが、 特に女性は男性よりも尿道が短いことにより、膀胱内に細菌が侵入しやすいため、膀胱炎が起こりやすいです。
なんと、女性の2人に1人がかかると言われているデータもあります。
また、膀胱炎は適切な治療をせずに放っておくと、発熱・嘔吐・背中や腰の強い痛みが現れる「腎盂腎炎」を引き起こしてしまう可能性がある病気ですので、早めに治療を受けるようにしましょう。
症状について
トイレに行く回数が増える、排尿時に痛む、尿を出し終わっても残尿感がある等の症状が見られます。 症状が悪化すると、腎盂腎炎などの病気を引き起こし、高熱が出て背中や腰に痛みが出ることがあります。
検査について
主に尿検査と症状、病歴によって診断をされます。
治療方法
・基本的な治療
治療としては、膀胱炎は細菌に感染することが原因であるため、抗生物質などの抗菌薬を用いる薬物療法が主となります。 しかし、症状が改善しない場合は、単純な膀胱炎でない可能性もあるため、専門医への受診をおすすめします。
予防方法
膀胱炎は再発しやすいため、以下の予防策も大切になります。また、予防策であると同時に、膀胱炎発症後の療養上の注意点でもあります。
➀尿を我慢しないようにしましょう。尿を我慢して、膀胱に尿を溜め過ぎていると、菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。
②水分摂取をしっかり行いましょう。細菌は尿と共に排泄されます。摂取量の目安としては、1日の尿量が1,000~1,500mLになるように、水分摂取を行いましょう。
③疲れているときに悪化しやすい為、日頃から疲労やストレスをためないように心がけましょう。