- TOP>
- 毒魚刺されについて
2021/05/30外科
毒魚刺されについて
毒魚刺されについて
ゴンズイやエイ、カサゴ類などの一部の海水魚にはヒレや尻尾に毒針を持つものがいます。 夏場、海で遊ぶ機会が多くなるため、これらの毒魚に刺されることが増えます。
症状について
刺された直後に痛みが出現し、腫れやしびれを伴います。重症になれば吐き気や嘔吐(おうと)、下痢、腹痛などの症状が出現することがあります。
リスクについて
意識の混濁や呼吸困難が出現するアナフラキシーショックは稀ではありますが、そのような症状が出た場合には救急車を呼ぶ必要があります。
治療方法
傷口を洗浄し、とげが残っている場合は除去することが必要です。 魚の毒は、たんぱく質が主成分のため熱に弱く、熱を加えることで分解する性質を持っています。刺された場所に、44度前後の温水で30〜90分浸すことが有効です。 良くならない場合は、早期に皮膚科への受診をお勧めします。